Page-4. 2014〜2015
Wings
米軍軍属も多い砂辺の海岸、4月初旬 まだ風は、北から吹いており涼しい爽やかな風である。海岸には、小さな子供を連れた奥様方が 昼前のひと時をまったりしていた。海では、休暇を取った若い兵士が彼女を連れてボート遊び 犬の散歩 岩場の散策 日光浴と楽しみ方も色々・・・そうした中 勤務中のE-3は、何度もR/W05 Right へのアプローチ訓練を繰り返していた。
去年から引き続きコマンダー指定機は、”ZZ-577"。今年中に機体交換が行われるだろうと予想される。
961st AACS
上写真は、2014年8月横田基地に展示されたZZ-139.
昨年までいた”ZZ-008”と交代して嘉手納に配備されていた”ZZ-139"。 2014年4月11日 盛んに飛行訓練を行っていた。
2015年2月5日 嘉手納を離陸するE-3B (73-1675) ”ZZ”のテールレター無し。地元マニアによれば もう一機は、”OK”のレターのままだそうだが 故障気味で格納庫から出ていないそうである。
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E-3のロート・ドームは10秒間に1周するそうであるが、丸い円盤には捜索用レーダーと反対側に敵味方識別用のIFFアンテナが付いているということで、10秒に1回しか一定方向の監視ができないという代物である。イージス艦などのフェーズドアレーは、4方向に常にレーダー波を向けることで、途切れず360°の監視が可能、最近の早期警戒機も形は似ていても ドームは回転していない固定式のフェーズドアレーだ。また 専門誌に書いてあったように システム立ち上げまでに数時間を要するというのは驚きで やはり軍用システムの一部においては、民生機器よりも更新が遅いケースが度々見られる。何せ予算申請して議会などの審査を受ける必要があるため、社長の判断一つで金を投入できる民間企業とのスピード感の違いも仕方ない。
 E-3B/Cも漸く 現在のブロック30/35から40/45に更新されていき こうしたシステムの老朽化を改善して行くのであろうが 戦闘機や軍艦、地上配備の迎撃ミサイルとのコラボレーションで 今後の戦争のあり方も劇的に変わっていくであろうから こうした重要部分の更新は急いでもらいたいものである。